<宮崎県>推定樹齢99年「宮崎の顔」 県庁前のフェニックスが枯死

■ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090514-00000008-maiall-soci

宮崎県は13日、県庁の玄関前に立つ3本のフェニックスのうち、1本が枯死したと発表した。1970年代の新婚旅行ブームでは南国情緒の象徴となり、東国原英夫知事の就任後も観光客の記念撮影スポットになっていた。県は21日に伐採し、葉が生い茂っていた往年の写真を県庁内に展示する。 「宮崎観光の父」と言われた岩切章太郎氏が米国から輸入した、など由来には諸説あるこのフェニックス。実際は明治末期に熊本県農業試験場から宮崎市に持ち込まれ、1932年の県庁本館完成と同時に移植されたものだという。樹齢は99年で、県内最古とみられている。 土中の菌の影響で数年前から立ち枯れが始まっていた。樹木医ら専門家が土の入れ替えなどをしてきたが、樹勢は回復せず、倒壊などの恐れもあるため伐採を決めた。【石田宗久、写真も】